出発。

早く滑りたい人たちは、夜に集合して出発することになっていって、
先輩の車で一緒に行くことになりました。
夜からすごい勢いで雪が降り始めて、嫌な予感はしていたんですが、
案の定、高速道路の入り口でチェーン規制がかかっていました。


みんなで格闘して何とかチェーンを付けて出発。
しかし、しばらく走り出すと道路には雪が積もってなく
あまりチェーンをつけた意味がありませんでした。
さらにしばらく走り始めると、右前輪から
ガタン、ガタガタガタガタ・・・・
と何かが車に打ち付けられるような音がし始めました。
降りて調べてみると、チェーンが切れてボディを攻撃してました。


応急処置を終えて走り始めると、あの恐怖の音が今度は
反対側のタイヤ付近から聞こえてきました。
調べてみると、反対側のチェーンも無残な状態に。
もうチェーンを付けて走ることをあきらめ、そのまま走っていくことにしました。


何とかスキー場に到着したのが午前3時過ぎ。
チェーンと格闘した戦士たちは、仮眠室で泥のように眠りにつきました。